クリエイティブグループ / Creative Group

正岡 恩

Megumi Masaoka

動画検査 / In-Between Check

Interview インタビュー

―動画検査の仕事について教えてください。
アニメーション作品の制作では、絵の基準となる“原画”をもとにして、その絵を動かすための“動画”が大量に描かれていきます。それらを1カットずつ検査していくのが“動画検査”です。
この時点では色がついていないので、一見問題点がわかりづらいのですが、そこをさらによくチェックしていきます。何枚も重ねてズレを発見したりするなど、時間のかかる作業です。
内部で描いたものなら修正を依頼して、外部に発注していたものは、戻している時間はありませんから自分たちで直します。振り向きとか、顔が崩れているとか。
動画検査の作業は、スピーディであることが重要です。アニメ制作は時間のかかるものですから、ここで時間かけているわけにはいかないのです。
―お仕事をしていて、やりがいを感じられる部分はどこですか?
完成した動画を見たときに、スムーズに動いているように見えたら「やった」と思いますね。
違和感なく、流れるように見えるシーンというのは、アニメとしては当たり前のことかもしれません。
ですが、その当たり前を実現できた喜びがあるのです。
―A-1 Picturesの良いところはどんなところだと思いますか?
どの工程も内部に持っている制作会社なので、他の部署の人とすぐに相談したりできるのはありがたいです。
アニメは分業化が進んでいますが、だからこそ全体をきちんと把握しておいたほうが良いと思っています。そのほうが、自分の役割や、やるべきことがはっきりしますから。
A-1 Picturesはすべてが内側にあって、全体が見渡しやすい環境ですね。
―アニメーション業界(動画検査)を目指す人へのアドバイスはありますか?
手が速くて作業を効率的にできるというのは、実際の仕事をしていくうえで大きな武器になります。そこを強化しておくと、あとあと楽になっていくと思います。
仕事に就く前は、うまく絵を描くことを熱心に研究する人などはいますが、速いことを追求しようということはまずありませんよね。新人のころからその意識を持ってやれば、たくさん仕事ができて、どんどん経験を積めるのでお得ですよ。
アニメーションの世界はどの分野の仕事をするにせよ、共同作業であることは変わりません。自分の目の前に仕事が来るということは、そこまで段取りをして、仕上げてくれた人がいるということ。自分の作業が終われば、また次の人に仕事は受け渡される。前後に人がいるのだということを、いつも意識して忘れないようにすることが、アニメーションの仕事においては大切なのだと思います。

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