クリエイティブグループ / Creative Group

黒岩 悟

Satoru Kuroiwa

撮影監督 / Composite Director

Works 関連作品

Interview インタビュー

―アニメーション業界とA-1 Picturesに入ったキッカケはなんですか?
映像やデザインに興味があって、この業界に入りました。特にアニメーションだけにこだわっていたわけではなかったのですが、通っていた専門学校がデザイン系のアニメーション科で、そこでお世話になった先生方、お会いした現場の人たちと付き合っていくうちに、アニメーションにかける情熱を感じました。人としても信頼できる上に、仕事においても感性と技術力で素晴らしいものを生み出しているのを見て、僕もこういう世界でやっていきたいと思いました。実際に仕事にしてみて、産みの苦しみというものはありますけど、作ったものが形になるという充実感がある仕事だと思います。
その後、色々と経験を積んでいたところ、知り合いから作品を一緒に作らないかと声を掛けられて、A-1 Picturesに入りました。
―アニメーション業界の中で、撮影という仕事を選んだ理由を教えてください。
僕が専門学校にいたころの撮影は、まだフィルムを使って実際のカメラで撮影するという方法でした。機械をいじるのが好きだったのと、撮影は最終的に集まってきた素材をどう料理するかという楽しみがあるので、その辺りが自分の性に合っていたのかなと思います。
―関わった作品で印象的なものはありますか?
A-1 Picturesに来て初めての作品だったということもあり『つり球』は印象深いです。今まで経験のなかったさまざまなことがあって、密度の濃い三ヶ月でした。
―作品作りの際に心掛けていることはありますか?
いつも、ちょっとだけ変わったことをやろうという思いはあります。演出の「こうしたい」という意図にプラスして、そこに捻りというか、他の人とは違う自分らしさを加えるようにしています。あまり逸脱してしまうと作品の雰囲気を壊してしまうので、その範囲内で出来ることを試します。具体的に言うと、色や光の使い方で、自分のカラーを出したりしますね。そのアイデアのヒントを得るために、ありとあらゆるところにアンテナを張るようにしています。他のアニメーション作品を見て参考にするというよりは、実写の写真を見るなど、ちょっと違う分野からの方が新しい視点でヒントを得られたりしますね。撮影監督の立場としては、人と仕事を管理していくという面で、冷静に落ち着いて物事を進めるようにしています。
―撮影の仕事で苦労するのはどのようなところですか?
各作品ごとの雰囲気や世界観に合わせた、処理やエフェクトの付け方を毎回悩みます。地味なほうがよいのか、派手なほうがよいのか、などさまざまです。雨のシーンひとつとっても、作品にあった雨の降らせ方を考えて作るようにしています。自然現象を絵に置き換えるというのが特に難しいですね。
―アニメーション業界(CG・撮影)を目指す人へのアドバイスはありますか?
僕自身はすごい才能があるわけではないと思っています。良い出会いがあって続けられただけなので、続けることが大事だと思います。今まで一緒に業界でやってきた中で僕よりも才能のある方でも、残っていない人もいますから。自分の志があって、それに対する努力があって、それが続いていかないと残っていけない業界だと思うので、続けていくことが出来たらいつか形になっていくと思います。

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