クリエイティブグループ / Creative Group

長瀬 由起子

Yukiko Nagase

撮影監督 / Composite Director

Works 関連作品

Interview インタビュー

アニメーション業界とA-1 Picturesに入ったキッカケはなんですか?
進路を決める時に父親から「俺の知らない道に進め」と謎のお達しがくだり、なんでも良いなら好きなことを仕事にしようとアニメの道に進みました。おもしろいことがしたかったので卒業後はガイナックスに入社し、その後いろいろなジャンルの作品に幅広く携わりたいと思いA-1 Picturesに入りました。

―お仕事をしていて、やりがいを感じられる部分はどこですか?
撮影はある種、単純作業だと思っています。端的に言うと、シートに書かれていることを指示通りに撮り、そのシーンに適した撮影処理を入れる仕事なので。だからこそ、演出意図を汲み取った上で、そこからいかに撮影でプラスアルファして良い画作りができるか、ちょっとした処理を足すことで、より絵が生きて見えるかどうかは撮影する人に懸かっていると思います。アドリブで入れた処理や効果が上手くはまって監督や他スタッフから反応をもらえると楽しいですね。

―撮影監督の仕事で苦労するのはどのようなところですか?
全体を通してのクオリティの維持です。撮影という部署柄、スケジュールが厳しいなかで入ってくることが多く、時間との勝負をしながら撮影処理を入れなければいけないので重い話数だと特に苦労します。あとは他の撮影スタッフとの最終的な画作りの共通認識も。当然、自分の頭にイメージしているものが自然にできあがってくるわけではないので、よく話し合ってイメージを伝えなければいけないですね。

―作品作りの際に心掛けていることはありますか?
基本的には綺麗な画作りです。BGとセルを馴染ませるのはもちろん、原作物ならその原作に合った処理を、それぞれの作品の空気感を大事に撮影しています。
あと撮影はできあがった素材を活かして更に引き立たせる工程だと思っているので、作画、美術、仕上げの邪魔をしないように心掛けています。処理が強すぎて素材を殺してしまうのは論外なので。画がよりよく見えるように処理を落とし込めるよう、ちょうど良い加減を心掛けます。

―アニメーション業界(撮影)を目指す人へのアドバイスはありますか?
撮影は基本的にチームで動くところが多いと思うので、まずはコミュニケーション能力。
技術は基礎さえできていれば仕事をしていくなかでも培われていくものなので、時間のあるうちに様々な映像作品にたくさん目を通しておくのが良いと思います。アニメはもちろん実写映画も。絵は描かないセクションですが、最終的な画作りをする大事な工程なので絵心はあるに越したことはないです。たくさん見て知って、見る目を磨いて欲しいです。
最後に、撮影はアニメ制作で最後の方の工程なので、急なスケジュール変更にも対応せねばなりません。広い心を養いましょう。

ページトップへ