クリエイティブグループ / Creative Group

佐久間 悠也

Yuya Sakuma

撮影監督 / Composite Director

Interview インタビュー

―アニメーション業界に入ったキッカケはなんですか?
小さいころ、よくアニメを観ていました。ディズニーや世界名作劇場など定番のものですが。アニメの影響力ってすごいというのは実感していたので、高校生あたりで漠然と、じゃあ自分はアニメをつくる側になって影響を与えたいなと考えるようになりました。
アニメーションの専門学校に通っていたとき、「撮影」という仕事があるのを知りました。After Effectsというソフトを使うんですけど、それで一枚の絵をつくっていく魔力に取りつかれ、以来撮影一本を目指してやってきました。
その魔力というのは、「作画」が絵を描き、「仕上げ」が色を塗り、「美術」が背景を描いて・・・というさまざまな大事な素材を、ひとつに合わせて効果を足すと、最終的な一枚の完成形の絵が現れる。その瞬間の感動ということですね。
撮影の仕事は料理みたいだなとよく思います。最高の素材を目の前にして、さあこれからどう料理しようか、と考える楽しさがあります。
―撮影の仕事で苦労するのはどのようなところですか?
うまく決まったときは「よしっ」と思いますが、アニメ制作のいちばん最後の工程なので、時間的にはしわ寄せを受けるところでもあります。
たいへんさは主にスケジュールの問題に集約されますね。
―撮影の仕事で気を付けているところはありますか?
キャラクターと背景をうまく馴染ませることは、撮影の基本。一体感のある絵にしていくことをまずは心がけます。下手な合成写真のようになってしまうのは最も避けたいところなので、できるかぎり違和感のないようにしていきます。
雨のシーンでは画面をモヤっとさせたりと、効果を足していくのも撮影の仕事。どれくらいエフェクトを効かせるか、監督や演出と話し合いながら決めていくのも撮影の醍醐味ですね。もちろん監督の好みもあるので、そのあたりはよく探りながら、意図通りの絵にできるように考えていきます。絵柄の雰囲気には流行もありますから、トレンドも押さえておかないといけません。最近のアニメ作品を観て研究したりもします。
―アニメーション業界(撮影)を目指す人へのアドバイスはありますか?
アニメが好きというのは大前提なのでしょうけど、観るだけとつくる側にまわるのとでは、やっぱり大きな違いがあります。
アニメはたくさんの人が関わってつくられていくので、仕事をする仲間との信頼関係やコミュニケーションが大切になってきます。ですから学生のうちは、基本的なスキルを身に付けるのも大事なことですが、共同作業や団体行動をたくさん経験しておいたほうがよさそうです。何かを皆で成し遂げる経験だったり、リアルな体験を積み重ねておくと、それが仕事を始めてからの自分の引き出しの多さにつながっていくのではないでしょうか。

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