INTERVIEW
2019.06.03
色指定・検査 村上 彩夏
色指定・検査の仕事について教えてください。
色指定は1話数約300カット前後あるカット全てに1カットずつ、どのカラーモデルを使用して色を塗るかを指定します。担当の話数でしか出てこない小物や人物などの色を決めたりもします。検査は、色指定で指定したとおりに仕上げさんが色を塗れているか、仮色が残ってないかなどをチェックして修正する仕事になります。
仕事のやりがいを感じられる部分はどこですか?
色指定検査は、1話数の色を管理する仕事になります。作品が完成するまで関わるので完成した時の達成感は仕上げの仕事だけをしていた頃よりも大きいです。小物や食べ物など色を作ることもあるので自分の作った色がそのまま放送されるので責任感も出てきますしとてもやりがいを感じます。
A-1 Picturesの良いところはどんなところだと思いますか?
いろいろなジャンルの作品に関わることができるところだと思います。現代ものからファンタジーなど時代もさまざまなので色を考えるのも楽しくなります。また、作画から撮影までほぼ全てのセクションがいるので仕上げ以外のセクションで知りたいことがすぐに聞ける環境なのは、良いところだと思います。
アニメーション業界(色指定・検査)を目指す人へのアドバイスはありますか?
色指定検査は、撮影に入る前の1番最後に素材をチェックする役職になります。塗り間違いをチェックするのはもちろんですが、素材の動きやパーツがおかしくないか、この素材で撮影さんが撮れるかどうかなどのチェックも同時に行っています。なので仕上げの知識だけでなく物の動きや撮影さんがどのように作業しているかをわかっていると色指定検査をする上で役に立つと思います。