INTERVIEW
仕上げ 大塚 実梨
現在の仕事内容を教えてください
仕上げは動画さんが描いた動画をスキャンし、二値化して、線を補正しながら一枚一枚、漏れがないようにペイントします。他には、「検査」や「色指定」といった作業もします。
入社する前と現在でアニメーション業界に対するイメージは変わりましたか?
そんなに変わっていないです。この業界を目指すと決めた時に、アニメ業界について、自分ができる範囲で調べたりしていたので、入る前から大変な業界だとは理解していました。実際入ってみて、想像より少し大変だなとは感じましたが、大きくイメージと違うなとは思いませんでした。
仕事をしていて嬉しかったこと、やりがいを感じた瞬間はありますか?
たまに動画枚数が多いカットを塗るときがあります。100枚以上あるカットを一人で塗りきれた時には達成感を感じます。嬉しかった事は、自分が仕上げをした動画をテレビで観た時です。クレジットに名前が載っていたらもちろん嬉しいですが、載っていなくても自分が仕上げした動画をテレビで観た時はとても嬉しかったです。
つらかったことはありますか?またそれをどうやって乗り越えましたか?
入社して最初の半年は正直辛かったです。なかなか目標枚数にとどかなかったり、細かなミスをしたりで落ち込むことが多々ありました。乗り越え方は人それぞれですが、私は同期や上司に相談したり、少しの間、仕事から離れお休みを頂いたりして自分を追い込むことをまずやめました。一旦仕事から離れたこともあって肩の荷がすっとおりました。そのおかげで徐々に一日の仕上げ枚数が増え目標枚数を超えた時、悩みを乗り越えることができたのかなと思いました。
今後どんなアニメーションを作りたいですか?
今後もアニメを観ている人に、感動や面白いと思ってもらえるような作品をつくり続けていきたいです。