INTERVIEW
2019.03.28
撮影 鈴木 彬人
現在の仕事内容を教えてください
キャラクターやエフェクトのセル、背景美術の素材をタイムシートなどの指示にしたがってすべての素材を組み立てることが基本の仕事です。ここで初めて最終的な画面が出来上がり、それをもとに監督や演出さんから出る微調整や修正を重ねていきます。
入社する前と現在でアニメーション業界に対するイメージは変わりましたか?
想像していたよりも大勢でつくられているのだと思いました。これまではクレジットを見てなんとなく関わっている人が多いというイメージでしたが、実際に人と関わりながら仕事をしていると本当に多くのスタッフでつくり上げているのだと実感します。
仕事をしていて嬉しかったこと、やりがいを感じた瞬間はありますか?
自分が担当したカットがテレビで流れているのを見ると感動しますね。撮影は最終ラインのため、作業したものが基本的にそのまま映ります。撮影のセクションまでに作業を積み重ねた素材を組み立てて、処理を足すわけですからそこに責任を感じつつも、バッチリはまった時の喜びは大きいです。
つらかったことはありますか?またそれをどうやって乗り越えましたか?
撮影で処理やエフェクトをつくることがあります。イメージしていたものに近づかず、最終的に撮影監督に修正していただくことが何度もありました。苦い思い出です。出来るだけ引き出しを多く持てるように、空いた時間は先輩のつくり方を参考にしたり、限られた時間を効率化できるように考えています。
今後どんなアニメーションを作りたいですか?
作品自体をというよりは、自分の強みや好みを出せる作品に携わりたいです。技術的な部分はもちろんですが、雰囲気なども含めて自分を出せる作品に出会えたら嬉しいです。