INTERVIEW
撮影 冨田 結伊
アニメーション業界とA-1 Picturesに入ったキッカケを教えてください
昔からアニメが好きで、大学でアニメーション作品を作ったりしていたので、それを活かせる仕事につきたいと思っていました。就職課にA-1 Picturesの情報があったことと卒業生が就職していると聞き、HPなど調べてみたら様々な作品を作られていたので惹かれました。
関わった作品で印象的なものはありますか?
入社して初めて関わった「あの花」は特に覚えています。まだ慣れてない中、周りの先輩達にフォローして頂きながら作業していました。最初に本撮を撮ったカットはいまだに記憶に残ってます。監督が直接撮影作業中の画面を見ながら指示を出すモニター調整も慣れるまで大変でしたが、とても勉強になりました。あと数年前からやらせていただいている2DWorksですと、「Fate/Apocrypha」が特に作品の雰囲気に合うように質感や密度のさじ加減が難しかったです。しかしその後の作品の素材作りにおいて、どの程度手を入れるのが作品の雰囲気に合っているかなどこの時の経験が活きているように思います。
お仕事をしていて、やりがいを感じられる部分はどこですか?
やっぱりテレビで放送されているのを見ると嬉しいです。作業の中では特に「貼り込み」という工程が好きです。缶や本、ドアなどに2D素材を1枚ずつ絵に貼りこんでいく淡々とした作業ですが、作画の動きと合わないと画面を見た時にどことなく気持ち悪く感じてしまうので、上手く出来た時は小さくガッツポーズしてます。また素材自体を撮影で作ることも多く、今では作品全体の素材を任せていただくこともあります。作品の世界感に溶け込んでいると嬉しいです。
アニメーション業界(撮影)を目指す人へのアドバイスはありますか?
業界に入る前でも後でも良いですが、何か好きな事、やりたい事や得意な事があると良いかと思います。エフェクトでも素材作りでも、自分で練習してみたり周りの人に見せたりすると、実際にお仕事でもやる機会をいただけたりもするので、やりがいを持てるのではないでしょうか。ですのでまずは色々試してみて、少しずつでも自分の強みを見つけられたら良いと思います。