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インタビュー

美術設定
平義 樹弥
業界歴7年
2025年現在
経歴
- 2018年
- 他社で美術設定を担当
- 2023年
- A-1 Pictures入社
美術設定担当作品
- 2020年
- 戦翼のシグルドリーヴァ
- 2024年
- 負けヒロインが多すぎる!
- 2024年
- 【勝利の女神:NIKKE】OLD TALESスペシャルアニメーション Full Ver.
『かぐや様は告らせたい』シリーズ
- ほか
美術設定の仕事内容を教えてください
一言で言うと「アニメーションの世界観を線画で創る」お仕事になります。背景の世界観やデザインなど、監督とすり合わせを行い、イメージに合わせて形にします。基本的には、構造やスケールが分かりやすい引きのものと、細かい部分をクローズアップした寄りのものを作成します。オリジナリティを求められることもあるため、「遊び心」も必要で、作品の世界観を表現する大切なセクションになります。
美術設定を担当するにあたって心がけていることはありますか?
作品の上流工程となる為、作品全体のスケジュールを意識して作業をしています。遅れが生じると、後の工程の方々のスケジュールに影響が出てしまうため、作品全体のクオリティにも影響が出るセクションだと思っています。良い作品を作るために、責任を持って取り組んでいます。

技術面と技術面以外で勉強しておくと良いことはありますか?
建物や物のスケールを普段の日常生活から意識することです。美術設定を作業する際は、細かいリアルな情報を取り込んで作業することが多いので、観察・分析する能力を身に着けておくと良いと思います。
今後どういったチャレンジをしていきたいですか
自分の生み出した「オリジナリティな世界観」を作品に落とし込み、遊び心を活かした作品作りをしたいと思っています。スケジュールのことを考えず0から1でインスピレーション爆発させ、壊れた世界を描いて楽しみたいです。

A-1 Picturesに入社を検討している方にメッセージをお願いします
スケジュール感や責任を持って取り組んでいくことも大事なスキルだと思います。その中で遊び心やオリジナルな表現を取り入れつつ、こだわりを持って頂ければと思います。そのためには、アニメや映画などたくさん観て欲しいのと、普段の日常生活の中でも構造物や自然物をたくさん観察して、それを絵で表現できる力を身に着けていただけると、きっと自分なりの「こだわり」ができると思います。
