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インタビュー

CGディレクター

織田 健吾

業界歴8年
2025年現在

経歴

2017年 
A-1 Pictures新卒入社
2019年 
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld (CGディレクター)

CGディレクター担当作品

2019年 
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
2021年 
劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア
2022年 
劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
2023年 
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
2023年 
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない
CGディレクターの仕事内容を教えてください
CGディレクターの仕事は、作品におけるCG制作のクオリティコントロールや進行管理を行い、チームの方向性を総括することです。
監督が“CGで表現したいイメージ”を丁寧に引き出し、それを実現するためにチームと共有し、制作の方向性を統一するなど、CG制作の舵取りや橋渡しの役割を担っています。
また、CGスタッフの士気を高めるために積極的にコミュニケーションを取り、良いチームの雰囲気を作ることも、CGディレクターの重要な仕事だと考えています。
CGディレクターに必要なスキルはありますか
CGディレクターは、作品におけるCG表現の方向性を決定し、クオリティをコントロールする役割が求められます。そのため、特定のCGスキルに限らず、モデリング、アニメーション、リギング、コンポジットなど、多方面にわたる知識に加え、CG制作全体のスケジュールや各作業の進捗を管理する能力も不可欠です。
また、社外関係者や他セクション、チームメンバーと関わる機会も多いため、自分の考えを言葉や文章で伝える力、相手の話をしっかり聞く力などのコミュニケーションスキルも求められます。さらに、他のセクションの業務を理解することもCG表現に活かされる場面が多く、他セクションの動きにも関心を持ち、常にアンテナを張っておくことも重要です。
CGディレクターになるためにどのようなステップを踏みましたか?
作品のCG表現はもちろん、スケジュールの設計や進捗の管理など、CGディレクターには多方面の知識が求められます。実作業でアニメーション、モデリング、エフェクト、コンポジットなど幅広く経験できた点と管理業務なども担当したのがCGディレクターになるためのステップに繋がったと感じています。また、どういった観点からチェックや管理を行っているのかなどの先輩ディレクターの立ち回りを、意識して観察していたのも勉強になりました。
仕事で一番印象に残っていることを教えてください
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』は、CGの立ち上げ段階からCGディレクターを務めた初めての作品であり、監督や制作陣と協力しながら、CGで表現するボス部屋のギミックやエフェクトを相談し、作り上げていく過程がとても楽しかったです。
また、当時は必死でしたが、完成した映像を振り返ると、自身の力不足を痛感し、悔しさを覚えたことも印象に残っています。その時の気持ちが、今の原動力になっています。
月並みですが、劇場のスクリーンに自分の名前がクレジットされているのを見たときの感動は、今でも忘れられません(笑)
今後の目標を教えてください
自分ならではの、目を引くような突出した映像表現や技術的な挑戦、ワークフローの構築ができるようになり、そうした取り組みが評価されて、将来的には名指しでCGディレクターとして指名を受けることが目標です。その実現には、まだ知識が不足していると感じており、まずは知識のインプットを重ねながら、地道に頑張っていきたいと思っています。
A-1 Picturesに入社を検討している方にメッセージをお願いします
仕事で困難に直面した時、卒業制作でCG映像作品を右も左も分からない状態で必死に作り上げた経験が、今でも踏ん張れる自分の軸となっていると感じています。
社会人になると、自分と向き合う時間が減ってしまうため、今の時間を大切にし、何か一つのことを突き詰めて頑張ってほしいです。その経験が、きっと入社後の自信につながると思います!