一番大きな理由は、A-1 Picturesが自分の好きな作品を制作していたからです。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が私は大好きで、その制作会社であるA-1 Picturesに興味を持ちました。ほかにも『リコリス・リコイル』や『かぐや様は告らせたい』など有名作品を多く手掛けており、そのどれもがクオリティの高い作品ばかりだったので、私もそんな作品の制作に携わりたいと志望しました。
また、私は劇場作品やオリジナル作品に携わりたいという思いがあり、そのどちらも制作経験のあるA-1 Picturesに入れば、自分が将来やりたいことにも繋がりやすいと考えました。
安定した給与制度や手厚い福利厚生は、アニメーション業界においてはかなり魅力的だと感じた記憶があります。

絵の練習はやはり一番苦労しました。
絵は好きでしたが本当に趣味で描く程度だったので、絵を本格的に練習したこともなく、周囲に絵を教えてくれる先生や同門の先輩もいなかったので、はじめはポートフォリオの作り方すら分かりませんでした。
そのため、インターネットでアニメーターになった方のポートフォリオを調べ、絵の教本やYouTubeの動画を参考にして独学で絵の練習に励みました。
同時並行で大学の授業や教員免許の取得、面接の練習もしていたので、とにかくいろいろなことに追われていた記憶があります…。

正直、私はかなり遅い時期からアニメーターを志望し始めたので、学生時代に今の職種に就くためにしたことは、恥ずかしながらほとんどありません…。
ただ私のように苦労しないためにも、アニメーターを志望することを決めたらすぐに絵の練習はした方がいいと思います！他には有名なアニメ作品をいっぱい見て、自分の好きな作品やアニメーターさんの知識を蓄えておくと引き出しが増えて便利です。
そしてもし進路に迷っている方がいたら、学生時代のうちによく考えた方がいいと思います。たくさん考えて自分が本当にやりたいことを見つけられると、何よりも優先して一生懸命になれるのでおススメです。

言わされているとかではないのですが、毎日A-1 Picturesに入れてよかったと感じています。ほんとうに…。
先輩方も皆さん優しいですし、会社の制度的にも自分の働きやすい環境づくりができて毎日とても有意義に過ごしています。土日祝もしっかり休めていますし、今のところ自分のペースで無理なく働けています。
仕事中も上手なアニメーターさんの絵を見たり先輩に指導いただくととても勉強になりますし、同期と絵の相談をしあったりして自己研鑽にもなります。
そして自分の担当したアニメが放送で流れたり、SNSで反響があったりと、自分の仕事の成果が目に見えるので、仕事としてもやりがいを感じます。

私は特にアニメの経験が周りの方よりも少ないと自覚しているので、今はとにかく先輩方から技術を学び、たくさんの作品に携わり、会社に貢献すると同時にアニメーターとしてどんどん自分自身を成長させていきたいと考えています。
直近の目標としては、レイアウト/ラフ原画をうまく描けるようになることと、描くスピードを上げて作業実績を増やしていきたいです。
また仕事をしている中で、アニメの演出や監督業への興味も出てきたので、その方面の勉強もしていきたいと考えています。映像作品をたくさん観て、絵コンテや演出方法を学んで、将来の選択肢を広げていきたいです。

よい環境の中で、自分の好きな仕事ができるというのは本当に幸せなことです。A-1 Picturesに入社して、私はそれを毎日のように感じています。アニメが好き、有名な作品に携わりたい、自分を成長させたい、よい環境で働きたいと考えている方にとっては、A-1 Picturesはとてもお勧めしたい会社だと思います。
自分には無理かなと思っても、チャレンジしてみることで変わることもあります。私も正直無理だろうと思って飛び込んでみた側の人間ですが、あの時覚悟を決めて本当に良かったなと思います。
どこの会社を志望するにしても、どうか悔いのない選択をしてください。
もしA-1 Picturesを志望してくださったら、入社後に会えるのを楽しみにしています！