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A-1 Pictures Inc.

2019.07.29

アニメエキスポ2019レポート

2019年7月4日から7日まで、アメリカ・ロサンゼルスにて開催された”Anime Expo 2019″にA-1 Picturesも参加しました。”Anime Expo”は1992年から続く北米で最も歴史のある、そして最大規模のアニメコンベンションです。
 

 

大小さまざまなホールで多種多彩なイベントが同時に行われる”AnimeExpo”。200席ほどの小ホールが会場となったA-1 Picturesのパネル(=トークステージ)は、多数のお客さんが集まってくださり、あっという間に満員に。
盛大な拍手に迎えられ、山田賢志郎チーフプロデューサー、渋谷晃尚プロデューサー、数々のA-1作品で動画検査を務める正岡めぐみさんが登壇しました。

 

 

今回が初参加という3人に”AnimeExpo”を訪れてみての感想を聞いたところ、みなさんアメリカのファンのコスプレの多様さを答えていました。日本と違って、イベント会場内だけでなく街全体に色とりどりのキャラクターが溢れる様子はさながらアニメの世界に迷いこんだようだと正岡さん。

 

続いてA-1 Picturesの作品紹介ムービーが上映されると、各作品ごとに大きな歓声があがり、ファンの熱量が伝わってきました。『ソードアート・オンライン』や『七つの大罪』が海外でも人気とは聞いていましたが、『エロマンガ先生』、『かぐや様は告らせたい』でも負けず劣らずの歓声があがっていました。かっこいいヒーローだけでなく、みんなかわいい女の子も好きなんですね!特に会場が盛り上がったのは『ヲタクに恋は難しい』。日本のカルチャーを中心に描いた作品は海外で受け入れられにくいのでは?と想像していたので、どの作品も変わらず愛されている様子はとても嬉しい驚きでした。

 

その後は正岡さんのライブドローイング。

 

 

『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』のティザービジュアルの素材を元に、「動画」の作業を実演してもらいました。”Anime Expo”では数々のクリエーターがライブドローイングを披露されていましたが、絵が動き出す瞬間に立ち会えた人は少ないのではないでしょうか?
その場で描かれた何枚かの「動画」によって、キャラクターが目を見開く短い動きが完成。ムービーが再生されると、目の前で完成したばかりの「アニメーション」に、感嘆の声と拍手が送られました。

 

ここで、キャラクターデザイナー/アニメーターの足立慎吾さんが登場すると、当初予定になかったスペシャルゲストの姿に会場中が大興奮。
そして、イベント当日が足立さんの誕生日だったこともあり、みんなで足立さんへハッピーバースデーを歌うサプライズも。事前打ち合わせなしのスタンディングオベーションで会場が一体となるのはさすがアメリカといったところでしょうか。
足立さんには、当日発売となったばかりの画集「足立慎吾アートワークス」に絡めて、色々と面白い話を聞かせて頂きました。

 

 

(「足立慎吾アートワークス」はANIPLEX+にて絶賛発売中。『WORKING!!』、『ソードアート・オンライン』、『ガリレイドンナ』他、足立さんが担当された作品のイラストが多数、本人のコメント付きで掲載されていますのでぜひ手に取ってみてください!)

 

来場していただいた方からの質問コーナーでは、制作苦労話から、お気に入りのキャラクター、あなたの「俺の嫁」は誰?なんて質問まで飛び交う盛況ぶり。お気に入りのキャラとして、足立さんがデザインした『WORKING!!』の伊波まひるや『ソードアート・オンライン』のアスナの名前を挙げるプロデューサー2人に対して、正岡さんが挙げたのは『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEシリーズ』の音也でした。
 

 

最後は、A-1 Pictures作品のキャラクターデザイナーたちがこの日のために描いた、世界に一つしかない色紙を抽選でプレゼント!
急遽、足立さんにも描いて頂き、当選した方へ直接お手渡しして頂きました。用意した色紙を渡し終えた後には、画集の告知ポスターにサインを入れてプレゼントするファンサービスも!

 

 

拍手と歓声があふれ終始温かい雰囲気の中、あっという間にエンディングに。
アメリカのファンの熱さを目の当たりにして、今回の経験を今後の作品作りにいかしていきたいという山田プロデューサーのコメントでA-1 Picturesパネルは幕を閉じました。
 

A-1 Picturesは今後も国内のみならず、海外のファンにも届く作品を作り続けていきたいと思います。