INTERVIEW
Psyde Kick Studio設立1周年記念インタビュー

![]() |
大山 晃典
2013年入社 Psyde Kick Studio 制作ルーム 室長 |
![]() |
杉本 俊輔
2014年入社 Psyde Kick Studio 制作ルーム プロデューサー |
![]() |
宮原 郁
2023年入社 Psyde Kick Studio 制作ルーム 制作進行 |
![]() |
柴田 匡寛
2024年入社 Psyde Kick Studio 制作ルーム 制作進行 |
――まずは改めてPsyde Kick Studio(以下PKS)はどのような目的で設立されたスタジオか教えてください。
大山:A-1 Picturesを基盤にしながら、より自由な発想のもと若手を中心に新しいことに挑戦していこうという目的で設立されたスタジオです。
――PKSが立ち上がって1年経ちました。どのような1年でしたか?
杉本:世間に発表されてからは1年ですが、僕は準備段階からレーベル代表の加藤さんと一緒に、立ち上げに向けて動いていました。レーベルの3年後、4年後を考えて動いていたので1年経ったというよりはもっと長い時間が経ったという感覚があります。
宮原:私はもう1年経つんだといった感覚です…
大山:この1年間は宮原さんがいる制作班は『クスノキの番人』と『グロウアップショウ~ひまわりのサーカス団~』の2作品を動かしていたので、忙しかったから早く感じるというのはあるかもしれないね。
宮原:そうかもしれないですね。

――PKSになって変化を感じることはありましたか?
宮原:今までは拠点が離れていた関係で自分の班のスタッフばかりと関わっていましたが、PKSになって他の班も同じオフィスにいるので、いろんな制作進行やクリエイターと関わりが増えたのはうれしい部分です。それまであまり話したことのない人もいたので、とてもいいきっかけになったなと思います。
杉本:みんな好きなものが違って話をしていてもおもしろいよね。
宮原:いろんな人がいておもしろいです!

柴田:僕は入社してまだ3年目で、PKSには同期が5人いますし、ほかにも若手が多いので自分で言うのもあれですがフレッシュですね(笑)。逆に言うと経験が少ないので、何事もがむしゃらに精一杯やるしかない感があり、みんなで助け合っているので一体感があるように思います。
大山:経験は少ないかもしれないですが、20代、30代前半の制作が中心にいて、経験を重ねていくと「ちょっとこれはやめておこうか」みたいに若干引いちゃうことを、「こういうことがやりたいんですよ!」っていう風にみんなが言ってくれて作品に活かしていけるところが、PKSの強みだと思います。
柴田:確かにそれは感じます!僕だったら「演出やりたいです!」とかよく言っているんですけど、キャリアに関することだけじゃなくても、「これは苦手だから手伝ってもらいたいな」とか、「これは得意だからもっとやってみたいな」というのがすごく言いやすい環境だし、先輩方も話を聞いてくれて柔軟に対応してくれるように感じます。
宮原:それは私もわかるなぁ。立場に関係なく意見を言いやすい環境を作ってくれるし、加藤さんとか大山さんとかもちゃんと向き合って意見を言ってくださる。そういうところはとてもありがたいところだなって思います。

――大山さんはPKSの制作進行全体をマネジメントする立場にありますが阿佐ヶ谷スタジオや新高円寺スタジオにはない体制ですよね?
大山:はい、そうですね。PKS独自の取り組みとして、自分はアニメ制作からあえて一歩引いてマネジメントに専念する体制をとっています。狙いとしては、制作進行一人ひとりの作品づくりとキャリアプランをしっかりケア・管理していきたい、という点があります。
これまでは、プロデューサーが自ら作品づくりを行いながら、同時に制作進行のケアやマネジメントも兼任しており、どうしても負荷が集中するという課題がありました。その役割を切り分け、作品作りに専念するプロデューサーと制作進行のマネジメントを担う自分、という体制になりました。まだ1年しか経っていないのでそう簡単に結果が出るものではないと思っていますが、PKSがより仕事をしやすい環境となるようにがんばりたいと思っています。

――大山さんのようにマネジメントに特化した人がいるのはみんなにとって心強いのでは?
柴田:そうですね……正直少し恥ずかしいのですが、仕事の進め方や日々の基本的な部分で至らない点があるときに、きちんと注意してもらえるのでありがたいです。
宮原:学校の先生みたいに注意してくれるもんね(笑)。
大山:アニメ業界は他の業界に比べてスケジュールや働き方の自由度が高い分、そのあたりに甘えてしまいがちなのですが、仕事としての線引きはきちんと伝えています。
――これからPKSをどんなスタジオにしていきたいですか?
杉本:オリジナル作品に注力していくっていうのは、PKSの1つのテーマだと思っています。
『リコリス・リコイル』シリーズはオリジナル作品で、放送や配信からしばらく経ちますがありがたいことに、未だにたくさんのファンのみなさんに応援してもらっています。7月からは『グロウアップショウ~ひまわりのサーカス団~』がはじまりますが、これもみなさんに楽しんでもらえるお話になっていると思うのでぜひ見てもらいたいです。

大山:A-1 Picturesでは原作のある作品を多く手掛けてきましたが今後PKSではオリジナル作品を多く手掛けているよねという風に思われるようなスタジオにしていきたいですね。
宮原:雰囲気がいい楽しいスタジオにはしたいな。今もそうですけど、もっと意見の言い合えるスタジオになっていったらいいんじゃないかなって思っています。
あとは新しいやり方や意見をどんどん取り入れて独自性を出していって面白いことをやっているスタジオだなーと思ってくれる人が増えていったらいいなって思います。

柴田:オリジナル作品を作るというのはいろんなアイディアがあってできることだと思うので、一人ひとりの能力を磨いて尖らせていかなきゃなと思います。オールマイティになんでもできるというよりは、得意分野を伸ばしてお互いに補い合うようなスタジオになっていければいいなと思います。すでに今、在籍している人達もオールマイティ型よりかは、1つの能力が突出しているタイプが多いと思います!
大山:今までのアニメーション制作にとらわれず、新しい事に挑戦していけるスタジオになれればと思います。アニメファンの皆様にも楽しんで頂ける作品をお届けできるように頑張ります!




