子供のころにアニメを作れるのってカッコイイなと感じたのが、アニメーション業界を目指したきっかけでした。A-1 Picturesには学生時代の友人が働いていて、CG募集していることを教えてもらったのがきっかけです。幅広いジャンルの作品を作っていることと、オリジナル作品も積極的に作っている印象で興味がありすぐに応募しました。

アニメーション業界に入りたいという気持ちが先にあり、当時CGが使われている作品が増えていたことから、CGをやることで色々な分野で活躍できるのではと思いCGの道に進みました。

ディレクターとしてではないですが、長く関わらせていただいた「宇宙兄弟」「うたのプリンスさまっ♪マジLOVE」シリーズはとても印象に残っています。作品の中で成長するキャラクター達に引っ張られて自分も少しずつ成長しているという感覚でした。また、今まで関わらせていただいた中でも一番周りから“観てるよ”といってもらえた作品でした。あとは「学戦都市アスタリスク」はロボットアクションなどをやりたい！という気持ちから志願してやらせていただきました。キャラクターの質感や動きなどかなり周りに無理なお願いばかりして作った作品なので印象に残っています。

細かい部分ですと自分のイメージする動きを取り込めた時はとても気持ちが良くて好きです。また皆さんそうだと思いますが、完成すると不思議とそこまでのつらい気持ちが吹き飛んでやってよかったな、また頑張ろう！という気持ちになります。そういった部分にやりがいを感じています。ですが、何より一番は観てくださった方から反応をいただけることが、やる気につながっていると感じています。

直接言われたわけではないのですが、大先輩が言っていたという「やりたい人がやればいい」という言葉がとても心に残っています。是非少しでも興味があれば、まずはチャレンジしてみてください。